お墓の修理

■お墓を直す(お墓のリフォーム)

お墓は比較的耐久性があるものですが、それでも日差しや雨に長い年月さらされると、古くなったり、シミになったり欠けてしまったりするものです。

現在、建て替えが多いお墓は、明治・大正・昭和初期に作られたものが多いのですが、その頃は大谷石や白河石など、御影石に比べ軟らかい石が一般的に使用されていました。

また、お墓の修復とは、墓石を新しくしたり、一部を新設したりするだけではなく、クリーニングを施したり、欠けている部分の補修をすることもできます。建てられた時期、墓石の材質、広さ、昔の技法などによって修復する方法も変わります。

【1】お墓が古くなってしまったので、どうにかしたい

古くなった墓石をすべて新しい墓石に交換することができます。ご予算によっては石塔だけ、もしくは外柵だけを新しくする方もいいらっしゃいます。

特に昔の外柵は、石の硬さとしては軟らかめの大谷石という石種で建立されていることが多く、外柵だけ御影石で直すこともできます。最近では、昔ながらの和型からモダンな洋型のデザインに変更したり、ピンクや深緑色などの墓石に変える方も増えてきました。

A:公営霊園12.0m2墓所の修復例

<お墓の修復ポイント>

  1. 広い墓所なのでお掃除が大変という施主様のご意見を反映し、砂利の下をコンクリートで土間打ちし、雑草を生えないようにしました。
  2. 広い割には墓所内が感じるとのご意見を反映し、外柵の形状を大きく変えました。
  3. 墓所内に「締まり」を持たせるため、中心に滑止め仕上げを施した敷石を置きました。
  4. 門柱を通常より大型にし、また置灯篭を設置することで、威厳あるデザインにしました。

B:寺院墓地1.08m2墓所の修復例

<お墓の修復ポイント>

  1. 外柵が古く、墓石が傾斜してしまっており、納骨時に崩れてしまう可能性があることから、既存の墓石を利用しながら新規に外柵のみを修復しました。
  2. 外柵を新しくするのに併せ、塔婆建と香炉も新設しました。
  3. お墓に家紋が入っていなかったので、水鉢に追加彫刻を施しました。
  4. 花立がプラスティック製で水が漏れてしまっていることから、ステンレス製に交換しました。

【2】お墓の一部だけを交換したい(お墓のリフォーム)

傷んでしまった香炉を御影石に交換したり、花立をステンレス製や落し込み仕上げに変更したり、塔婆立てを追加したりできます。

【3】お墓の傾きや欠けてしまった部分を直したい

数十年前の墓地の場合で、地盤がゆるい場合、外柵にひずみが生じてしまったり、墓石(石碑)が傾いてしまうこともあります。
傾いてしまった場合は、石碑を組み直して傾きを修正します。
また、一部が欠けてしまったり、塔婆立がぐらついてしまった場合は、補修するなどして早めに対処します。

  • *お墓の改修・修理、お墓のリフォーム工事も承っております。
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